環境地域活動 2024.03.24

105. ジオアートJrマイスター養成講座

肥土山地区の水田は、黒岩の地すべりを堰止めした跡地に広がっています。
中山の千枚田も北側の急斜面から大規模な地すべりがあり、それによってできた緩やかな斜面を利用し棚田として千枚田が作られました。
 
※千枚田はよく急傾斜と思われがちですが、地すべりにより緩斜面となり、棚田として活用できる程度の斜面になりました。
中山では湯舟の清水もあり、米作りのための冷たく、美しい水環境が整っていました。
 
寒霞渓の山頂部は、高松市の屋島と同様、安山岩がテーブル状に残ったメサという形になっています。ショウドシマレンギョウやカンカケイニラ等の貴重な植物も生育しています。
 
小豆島で醤油産業が栄えた大きな理由として、小豆島が海上交通の要所であり、大豆や小麦を調達しやすく、島外に販路を作りやすかったことが挙げられます。
また、温暖少雨の気候が、麹菌の発育に適していたこと、塩田の花崗岩由来の砂地を流れる、鉄分の少ない地下水が麹の発酵に適していたこと等、地の利を活かして醤油産業が発展しました。
 
日本で初めてオリーブの栽培に成功したのは、小豆島町の西村地区です。南向きで日当たりがよく、水はけの良い、やせた土壌がオリーブ栽培に適していました。
 
三都半島の神浦では、マントル直結安山岩が見つかりました。プレートそのものが融けて、水分を含むマグマが発生し、安山岩となりました。
※通常はプレートから水が絞り出されて(プレートは融解せず)、安山岩ではなく玄武岩マグマが発生します。
 
小豆島のジオマイスターになり、自分自身で上記のような自然の営み(から生まれる文化や産業)を説明できるようになり、魅力を発信していきたいと思います😄
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