本日は小豆島町の社会福祉大会に参加させていただきました。
長年にわたって地域での福祉活動において貢献されてきた方々への受賞があり、ご活躍に心から敬意を表しております。
さて、一言に福祉といっても高齢者福祉、障害福祉、児童福祉など、幅が広いので、時々、福祉とは?と、疑問に思うことがあります。
高齢、障害だけでなく、生活困窮、ひとり親、ひきこもり、LGBTQ、DV被害といったとりわけ福祉の対象となる方は、何らかの形で支援を必要とし、その多くが就労することが難しいという問題を抱えています。
そうした方々に対して、「何に困っているか」「どういう支援が必要か」という視点で接することが多いと思います。
もちろんそういう視点から支援につなげていくことは大切なのですが、それよりももっと大切なのは、「その人の長所や得意なこと」を見つけることです。
就労するのが難しくても、
・体力がある
・同じことを続けるのが得意
・時間がある
・PCを使える
・周囲の人を笑顔にできる
・創造性がある
・お世話をするのが得意
等々、仕事をするのに大切な要素を備えていたりします。
一人ひとりの特徴に合わせて環境がどう適合するかによって、仕事をできるできない、が分かれてきます。
そうすることで必ずしも「支援を受ける側」と「支援する側」に分かれているわけではないことがわかります。
当事者が働ける環境を作ることで、社会の福祉力が向上することになります。
そのように貢献してくれているのが「福祉を必要とする人」だと思っています。
これからも勉強させていただき、誰もが当たり前のように社会の中で生活できる環境をつくっていけることを祈っております。
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