・豊かな海の再生に向けて、香川大学と連携
本日8/1㈮、香川県議会環境建設委員会の視察に同行し、高松市庵治町の藻場造成の現場を視察しました。案内していただいたのは、香川大学創造工学部の末永教授。

人工的な構造物を用いて、海藻の着生を促し、稚魚やイカ、ナマコといった生き物たちの“ゆりかご”となる藻場を再生しようという試みです。

・海の中で育まれる多様な生命
現場では、ブロックにびっしりと生えたワカメやガラモ(ホンダワラ類)が確認され、それに集まる魚たちの姿も。アオリイカの産卵、キジハタの行動追跡、ナマコの増殖場としての活用など、水産資源の回復にもつながる多様な生態系の再構築が進められていました。
・ブルーカーボンとしての価値にも注目
この藻場造成は、単に生き物のすみかをつくるだけでなく、CO₂を吸収するブルーカーボンとしての機能も期待されています。構造物には、産業副産物を活用したコンクリートが使われており、製造時からCO₂排出量を抑える工夫がされていました。
・水質と栄養塩のバランスがカギに
視察の中で私が特に関心を持ったのは、藻場造成と栄養塩(窒素・リン)規制との関係です。かつては赤潮対策として厳格に規制されていた栄養塩ですが、現在では必要な季節・場所に応じて調整的に運用する方針へと転換されつつあります。
藻場が定着するためには、ある程度の栄養塩も必要であり、このバランスが政策の鍵になります。
・自然と共に生きる海づくりへ
小豆島でも藻場造成が始まりますが、単なる環境対策にとどまらず、ブルーカーボン、次世代人材育成、地域漁業の振興など多面的な価値があることを実感しました。これからも未来志向の取組を後押ししていきたいと思います!!
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