
9月25日、小豆島中央高校で、高校生を対象としたプレコンセプションケアの講演が行われました。
私も参加する予定だったのですが、急用のため参加できず、助産師の方に参加していただき、講演内容や感想について詳しい報告をいただきました。
講師は、香川大学医学部地域医療再生医学講座/小豆島中央病院産婦人科の田中宏和先生。
「あなたとあなたの大切な人を守るために」をテーマに、約50分の講演が行われました。
妊娠、避妊、性感染症、デートDVまで

今回の講演では、「交際するにあたって、何に注意が必要か」という視点から、
①妊娠について
②避妊法
③性感染症とHPVワクチン
④デートDV
という4つのテーマについて、高校生にも身近な問題としてお話がありました。
例えば、もし妊娠したらどうすればよいのか。一人で抱え込まず、相手や家族、相談窓口などにつながることの大切さや、「かがわ妊娠SOS」などの相談先についても紹介されました。
また、性感染症やHPVワクチンについても具体的な説明があり、デートDVについては、暴力には身体的なものだけでなく、性的なもの、心への暴力、束縛、金銭的なものなど、さまざまな形があることが伝えられました。
「自分」と「大切な人」を守るために
私自身、8月に香川県が開催したプレコンセプションケアの講座に参加しました。
その際、特に印象に残った言葉があります。
「これ全部、プレコンセプションケアです」
プレコンというと、「将来妊娠する女性のためのもの」というイメージを持ってしまいがちですが、決してそれだけではありません。
自分の体について知ること。
パートナーの体や気持ちを理解すること。
性や健康について正しい知識を持つこと。
そして、自分がこれからどんな人生を送りたいのかを考えること。
これらもすべてプレコンセプションケアです。
だからこそ、今回の講演タイトルである「あなたとあなたの大切な人を守るために」という言葉は、プレコンの考え方をとてもよく表しているように思います。
「知識を伝える」その先へ
宮野さんからは、今回の講演について「限られた50分の中で幅広いテーマを凝縮して伝える、非常に価値のある講演だった」との感想をいただきました。
その一方で、今後さらに考えていきたい視点も教えていただきました。
例えばHPVは女性だけの問題ではなく、男性にとっても「自分自身と大切な人を守る」という視点から考えていく必要があります。また、専門家から正しい知識を教えてもらうだけでなく、助産師や教員、保護者など、身近な大人が正しい知識を持ち、若い人たちが悩んだときに気軽に相談できる環境をつくることも大切ではないか、というお話でした。
私も、この視点はとても大切だと思います。
高校生に「正しい知識を伝える」ことはもちろん大切です。
そこからもう一歩進んで、自分の体や将来について自分で考えられること。そして困ったときには、安心して誰かに相談できること。
そんな環境まで含めてつくっていくことが、プレコンセプションケアを広げていく上で大切なのではないでしょうか。
小豆島の高校生たちが、自分自身と、これから出会う大切な人を大事にしながら、それぞれの人生を歩んでいけるように。
今回の講演を一つのきっかけとして、県の取組としてこれからもできることを考えていきたいと思います。
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