産業教育防災県議会質問 2026.02.21

小豆島の大地の物語 ― ジオサイトから見える未来

1/31㈯に、「せとうち讃岐ジオパーク構想 推進モデルの構築 in 小豆島」の報告会に参加しました。

小豆島にはどんなジオサイトがあるのでしょうか?

小豆島は、観光の島醤油の島オリーブの島として知られていますが、そのすべての背景にあるのが「大地の成り立ち」だということを、改めて学ぶ機会となりました。

1億年の歴史を持つ花崗岩の島

小豆島の基盤をつくっているのは、約1億年前に形成された花崗岩です。

この花崗岩は、石材文化、城郭石垣、港湾整備、景観形成など、私たちの暮らしと深く結びついています。

「白砂青と呼ばれる美しい景観も、この地質があってこそ生まれたものです。

1400万年前の火山活動 ― 寒霞渓の絶景

寒霞渓のダイナミックな岩肌。これは、約1400万年前の瀬戸内火山活動によって形成されたものです。寒霞渓の展望は、単なる絶景ではなく、地球のダイナミックな活動の痕跡そのものなのです。

中央構造線と島の地形

約300万年前以降、中央構造線の活動によって山地が隆起し、
現在の小豆島の山並みや平野が形成されました。その結果、
・少雨の気候
・ため池文化
・小麦栽培
・讃岐うどん文化
といった暮らしが生まれました。

地質が、私たちの生活や食文化にまでつながっているのです。

瀬戸内海の誕生と塩・醤油文化

約1万年前、氷期の終わりとともに海面が上昇し、瀬戸内海が形成されました。この穏やかな内海は、
・塩田
・醤油づくり
・漁業
・いりこ文化
を育みました。

小豆島の醤油文化も、地形と気候があってこそ成り立っています。

石切場・森ヶ滝丁場などの産業遺産

小豆島には、かつて石材を切り出した丁場(石切場)も残っています。これらは単なる遺構ではなく、「大地を資源として活用してきた歴史」を物語る重要なジオサイトです。

小豆島での製塩文化と小豆島西部での稲作文化

瀬戸内海の穏やかな内海や少雨の気候は塩づくりを育み、地形やため池の整備は西部の稲作文化を支えてきました。塩も米も、偶然ではなく、大地の成り立ちと人の知恵が結びついて生まれたものです。

小豆島の文化は、まさに「大地の物語」の上に築かれているのだと感じました。

小豆島は“モデル地域”

小豆島は、

・花崗岩
・火山岩
・断層地形
・海食地形
・醤油・塩・オリーブ文化

が一体となった、非常に特色ある地域です。

だからこそ、香川県全体のジオパーク構想において、
重要なモデル地域と位置付けられています。

郷土の価値を再発見する

私自身、「小豆島ファースト」という視点を大切にしています。

世界的な認定を目指すかどうかは今後の議論ですが、まず大切なのは、「自分たちの島の価値を自分たちが知ること」ではないでしょうか。

大地の成り立ちから、食や産業、文化を見つめ直す。

それは、小豆島の未来を考えることにつながると感じました。

引き続き学びを深め、県議として何ができるのかを考えていきたいと思います。

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