講師の柏秀樹さんによると、ここ数年の世界の平均気温が上昇していて、CO2やメタンといった大気中の温室効果ガスもこれまでで最も多くなっているとのことでした。
今年は、桜が全国84地点中28地点で観測史上最も早く開花し、世界の平均海面水温も7月下旬に観測史上最高を更新しました。
2021年11月に英国・グラスゴーで開催されたCOP26でのグラスゴー気候合意が採択され、2100年の世界平均気温の上昇を産業革命前に比べて1.5度以内に抑える努力を追求していくことが盛り込まれており、各国のさらなる温室効果ガスの削減努力が必要だと感じました。
株式会社 WELLNEST HOMEの石川副社長が行かれたドイツ視察のお話では、EU全土で義務化されている「エネルギーパス」という家の燃費を表示する証明書のことや、UA値0.25以下の超省エネ住宅のことを伺いました。
日本では2025年に断熱等級4が義務化されるが、ヨーロッパの多くの地域では断熱等級7が当たり前になっていることなどもお聞きすることができました。
つまり、ヨーロッパでは日本の基準より家を高断熱、高気密化しており、モデルハウスでは8畳用のエアコン1台で家全体を快適な温度と湿度を保つことができているそうです。
これからはZEH、ZEBのような住宅をさらに高気密化し、高断熱化するよう、基準を上げていくことにより、より脱炭素社会に近づけることが必要になってくると感じました。
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