議員活動 2023.07.11

36. 議員の海外派遣について

【議員の海外派遣について】
 
複数からお問い合わせがありましたのでこちらのページで私の考えを述べさせていただきます。
今回私は、海外派遣に賛成しました。
この件については、市民団体から以下のような2つの陳情が出ておりました。
 
①議員の公費を使った海外視察を抜本的に見直し、知事の海外友好自治体訪問に同行する公費による議会代表は議長(または代理)1名に限定すること
 
②県議会議員の南北アメリカ派遣を中止し、若い世代の派遣事業拡大や南米県人の招へい事業を求めること
 
まず①においては、もともと8名とされていた議員の派遣人数を「1名に限定すること」という内容になっています。自分も、人数を減らして行けるのであれば、予算を節約するという点から、その方がいいと思いますが、昨年度の議会で承認された8名の枠を、今のタイミングで突然1名に限定することが本当に妥当なのか、という疑問があります。各国にお住まいの日系の方々(県人会)との交流という側面からは、1名で記念式典に出席するより、複数名で出席する方がより幅広く意見交換できると思いますし、何名が最適なのかはわかりませんが、「1名に限定すること」には賛成できませんでした。
 
また、②議員の代わりに若い世代を派遣した方がいいという陳情についてですが、日頃から問題意識を持って、香川県をどう活性化するかについて政策や施策を研究し、そして県民に選ばれた代表者である県議会議員が派遣されることについては筋が通っていると思います。若い世代が行くことについて、実効性があるのかどうか、わかりません。
 
そもそも、誰が行こうが、何人行こうが、「問題意識を持っていて」、「どう香川県政に活かすのかという視点で」、「(今だけ良かったらいいのではなく、長期的な視点においても)費用対効果がきちんと得られるように学ぶ」というスタンスが大切だと思います。
これらを担保するのは誰なのか、何人なのか、明確に回答できる人はなかなかいないと思います。
 
香川県は2021年12月の高松地裁の判決を受けて、それも重々に承知した上で、2022年11月議会から今回の派遣事業を計画しています。ヨーロッパ視察の時と同じようにはならないと思っています。
今回派遣される8名のみなさまと深く意見交換したわけではないですが、その中の数名の方と直接お話させていただいている肌感覚から、民意を負託しているという使命を持って視察に取り組まれることと、自分は信じています。
「1泊66,000円は高いな」と思いますが、それは今後改善する余地が十分にあると思っています。それは今回の賛成、反対とは別問題です。
以上のことから、昨年度から予算化されて、今年度実施されるに至った派遣事業に賛成しました。
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