要望があり、住民相談にお伺いに行ってきました。
「家の近くで捨て猫が多く、保護するのにも限界が来ている」
というお声でした。捨て猫や野良猫を見つけた時にはどうすればよいのでしょうか。
まずもって言えるのは、「無責任にエサを与えてはいけない」ということです。かわいそうだからと言って無責任にエサを与えると、野良猫が繁殖し、かえって不幸な犬猫を増やす結果につながります。その上で、以下の2つの対応があります。
1 小豆保健所(0879-62-1374)
捨て猫を見つけた場合は、まずエサをあげず、小豆保健所に連絡し、引き取ってもらう、という手があります。小豆保健所では、捨て猫であること、またはケガや病気の猫であること等の事情を勘案して個別具体的に判断されます。
※エサをあげると、飼い主とみなされるため、引き取ってもらえません。
小豆保健所で収容された猫については、
①飼い主を探す
②飼い主が見つからなければ、
③さぬき動物愛護センターに移送する、という手順が踏まれます。
小豆保健所のR5年度の実績では、動物愛護センターに移送されたのは0件、R4年では実績2件とのことです。
動物愛護センターでは、猫を引き取りたいという方とのマッチングをしています。猫は30頭の定員となっており、もらい手がいればすぐに県内の保健センターから引き取り、常にキャパはMAXの状態だそうです。
また、愛護センターに登録している民間の愛護団体が30~40あり、愛護団体に引き受けてもらう等、連携しているとのこと。
2 自分で保護して責任を持って飼う
「小豆保健所だと、殺処分される」という可能性もあります。自分で飼う場合、最後まで責任を持って飼いましょう。具体的には不妊去勢手術をして飼ってください。
小豆島町、土庄町いずれも不妊や去勢の手術費用の助成があります。小豆島町では、年間(犬も含めて)5頭まで、5,000円/1回の助成があります。土庄町では、年間2頭まで、同様に5,000円/1回の補助が出ます。
小豆島町ではここ数年、100頭程度の申請が続いている一方、土庄町では、申請はR5実績で20件あり、その20件に対応できるようR6の予算を拡充されたとのことでした。
両町ともに、不妊去勢手術についてしっかりと対応していこうという想いがあると感じました。
小豆島にある動物病院は以下の通りです。
・小豆島動物病院(小豆島町池田11-1 TEL0879-75-2775)
・動物病院レックス(土庄町淵崎甲1447-1 TEL0879-62-0633)
・ハヤブサ動物病院(土庄町淵崎甲1562-4 TEL0879-62-8882)
殺処分ゼロの島を目指していきましょう!!
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