産業議員活動 2024.09.02

127. 文教厚生委員会

本日は、文教厚生委員会の視察に行ってまいりました。


・岡山県教育委員会
幼児教育センターを平成28年に設置。
幼児教育で大切にされている、子どもの主体性を尊重した遊びの中での教育を、小学校の教員にも理解してもらえるよう、スーパーバイザーの配置や研修動画の作成など、より多くの教員にアプローチできる取組を実施されておられました。園や小学校の参観日にお互いに訪問したり、お互いの行事を応援するなど、教職員間、子ども同士の交流を図り、幼児期の方針も含めて年長から一年生への接続期のカリキュラムを作成されています。

・岡山県庁
知事の「子ども政策において、やれることは何でもやってほしい」という要望に基づき、幅広くリサーチしてできることにチャレンジしている岡山県。今年度のさまざまな新規事業をご紹介いただき、特に印象に残ったのは、男性育休が当たり前な社会にするため、男性育児休業取得促進奨励金として2週間以上10万円、1月以上20万円の補助金を出されているとのこと。たしかにこれがあれば、ウチの福祉サービス事業所でもすぐにできそうだと思いました。

フジワラテクノアート
製麹のための醸造機械等の設計や開発等を手がけ、国内の機械製麹能力シェア80%の会社です。
醸造を原点に、世界で微生物インダストリーを共創」という2050年ビジョンを掲げ、
①経営への共感の醸成
②内発的動機の最大化
③多様性を活かした組織力
というトライアングルを実現されていました。特筆すべきは、自律型中核人財の増加という文脈でDXを推進し、2018年当初デジタル人財は1人だったのが、DX実践により手ごたえを感じ、自分たちでDX推進したい、という風土を作り、社員自らが必要なスキルを学び、資格取得に挑戦し、触発された社員も挑戦し、デジタル人財が増加し、2024年現在、デジタル人財が18名になっているという点です。2018年から3年で21個のITツールやシステムを導入・活用され、全工程が進化しているとのこと。会社概要をよく見たら、日本DX大賞(2022年)を表彰されており、こうしたボトムアップの取組を是非県政に活かしていきたいと思いました。

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