本日1/17㈮は部落解放同盟香川県連合会2025年新春旗開きに出席いたしました。差別は、「多様性を認めないこと」から生じると思います。人種、信条、性別、社会的身分又は門地によって、その人のことを判断し、一つの視点から優劣をつけることが偏見となり差別につながります。
これは、「レッテル貼り」、「ジャンル分け」による思考回路が、きめ細かな判断の妨げになっているということだと思います。例えば、性的マイノリティといわれるLGBTQの方々でも、直接お友達になったら、その人のいいところはいっぱい見つけられると思いますが、そうしたジャンルの人と接したことがない、または、何かイヤな思い出があるといった場合に、その層をまとめて一緒くたに「LGBTQは~」と、いう思考になると、差別や偏見につながります。
結局は一人ひとり人間として接すること(扱われること)が大切であるのにもかかわらず、ついつい「黒人は~」とか「〇〇地区出身者は~」といった安直な判断をすることで、「自分は知っている」という優越感や、複雑な事象をシンプルに理解したいという「楽な選択肢」を求めてしまうのが人間の歴史だと思います。
そういう人間の性(さが)を認識した上で、私たちは、常に、「自分がレッテル貼りをしていないか、ジャンル分け思考をしていないか」を自分に問い、目の前の相手と偏見や先入観なしに接することで、一歩一歩、「差別のない世界」へと進んでいけるのではないかと考えています。
私も、目の前の相手が知事であろうが、(誤解を恐れずに言うと)ホームレスであろうが、同じ人間として敬意を払い、同じ視線で、それをなくしていけるよう、共に社会を作っていけたらと思っています。
カテゴリー 一覧