4月7日、小豆島土庄町で行われた尾崎放哉100回忌法要に参列させていただきました。
大正6年(1926年)に小豆島で終焉を迎えた俳人、尾崎放哉は五七五にとらわれない自由な俳句で知られています。
この自由律俳句は季語を入れなくてもよく、思ったことを直球で表現することができます。
放哉の代表作でもある「咳をしても一人」という句碑が西光寺内にあります。たったの9音で、寂しさと人間味を感じさせます。
ついついお酒を飲み過ぎてしまうこともあった放哉ですが、西光寺の住職をはじめとした、晩年を過ごした小豆島の人々のホスピタリティによりあたたかく最後を迎えられたことと思います。
放哉書簡其れに関連する書簡を読む会のみなさまにより、放哉の終焉期のやり取りを朗読劇としてお話ししていただき、放哉の最期を垣間見ることができました。
恥ずかしながら、尾崎放哉のことはほとんど何も知りませんでしたが、放哉との出会いの場をいただき、日本放哉学会の森副会長、そして南郷庵(みなんごあん)友の会のみなさまに感謝しております。
放哉のように自由に、子どもの心を忘れずに生きるとともに、その放哉を愛するみなさまが継続してご活躍されることをお祈り申し上げます。
朗読劇の後、放哉ジュニア賞の授与式が行われ、土庄小、安田小の生徒たちが受賞しました。
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