先日、さぬき讃レモンの産地関係者の方から「植替えを進めたいけれど、収入がなくなる期間がネックで……」という声を伺いました。
そうした課題に対応するため、香川県が【さぬき讃レモン未収益期間支援事業】という新しい制度をスタートさせています。
・ 「植えてから収穫まで」の4年間を支援
レモンの木は植替えても、実をしっかり収穫できるようになるまでに3〜4年かかります。
この「未収益期間」は、肥料や資材、草刈りや防除などの管理作業は発生するものの、販売収入はほぼゼロになってしまいます。今回の制度では、その間の管理経費の一部を県が支援。
年間12000円/10a以内(定額)を、最大4年間まで補助を受けられます。
・ 対象は?
レモンの重要病害であるカンキツかいよう病の未収益期間における支援対策として、以下の要件を満たす生産者
〇さぬき讃レモン推奨制度に登録された生産者
〇果樹産地構造改革計画の担い手
・ 現場の声を政策へ
今後ますます「品質の高いレモンづくり」や「持続可能な農業経営」に取り組むには、こうしたきめ細かな支援が重要です。
現場からは「これで植替えに前向きになれる」「安心して取り組める」といった声も届いています。
私自身も、こうした現場の声をしっかり政策に生かしていきたいと思います。
関心のある方は、ぜひお近くのJAや普及センター等の果樹担当までお問い合わせください。
香川県のさぬき讃レモン ロゴマークです!
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