観光県議会質問 2025.10.17

2025年決算行政評価特別委員会質疑応答状況 戦略的観光情報発信事業について

 

(質問)

私からは、成果説明書に記載があった戦略的観光情報発信事業について伺う。

県外からの誘客促進を目的として、うどん県ブランドを中心に、テレビPRやSNSなどを活用した情報発信を行い、Web、新聞等掲載件数は284件、テレビPRは12本、約158分、SNSフォロワー数はⅩが約1.9万人、インスタグラムが約4.1万人、フェイスブックが約6千人、うどん県旅ネットへの年間アクセス数は約603万件と報告されている。

 

これらの数値として出ているが実際にどの層へどのように届いたのか、どういった行動変容に繋がったのかといった、成果の分析が見えにくいと感じている

 

特にSNSのフォロワー数については、増加そのものよりも、投稿ごとのエンゲージメント率やシェア率や、誘導先のアクセス等、発信した後の反応を踏まえた改善サイクルが重要だと考える。

 

県として、これらのデジタル発信の効果検証をどのように行っているのか。また、今後どのように改善に繋げていくのか伺う。

 

(西尾交流推進部長)

施策成果説明書にあるように、掲載件数やフォロワー数、アクセス数等の量的な評価が中心になっており、委員ご指摘のように発信の検証に当たっては、質的な分析が必要ではないかと(というのが質問)の趣旨と考える。

 

そういった検証に当たっては、県からの投稿が届いたことを示すリーチ数や、投稿が表示された回数を示すインプレッション数、投稿に対する「いいね」や「シェア」等のユーザーの反応の度合いをはかるエンゲージメント率等の各指標について、運営を委託している事業者とともに、県職員が分析をしている。

 

この分析をもとに、関心の高い投稿内容の検証を行い、今後、掲載する記事の参考としているほか、最近、新たなフォロワー開拓に向け、興味を引くような、リール投稿、縦型のスマホの画面に収まるようなショート動画を組み合わせる等を行っている。

 

効果的な情報発信に結びつくように引き続き工夫してまいりたい。

 

(再質問)

様々な分析をし、リール投稿も増やしているとのことなので、ぜひ引き続き、そういったスタンスでやっていただきたいと思う。

 

観光の情報の発信について伺ったが、商工労働部等も含めると、県産品や産業振興、企業誘致等、県の魅力を発信するという意味では、様々な分野、多岐にわたっており、それぞれが個別にSNSとかWebサイトを運用し、先程の値や質的な評価をしていると思うが、香川県一体として戦略的に発信する仕組みとした方が、さらなるリーチ数のアップに繋がってくると思う。

 

本県が作成したかがわデジタル化推進戦略でも、選ばれる香川の実現に向けた柱の1つに位置付けられており、観光分野という視点でおいて、全体のブランド価値を高める戦略的な発信が求められていると思う。

 

福井県や長崎県では、観光や移住、企業誘致を一体的に扱う「福井県ブランド戦略」や、「ながさきブランディング情報発信戦略」を設けて、統合的なデジタル発信を進めている。

 

本県でも、担当する課だけで情報発信方法を考えるのではなく、デジタル戦略室や広報広聴課などと連携し、どうすればより届く発信になるのかを共有しあう仕組みづくりが重要だと考える。

 

県として、こうした横串的な発信体制の構築や連携強化について、どのようにお考えなのか伺う。

 

(西尾交流推進部長)

まず、委員ご指摘の部局を横断した横串的な情報発信については、県の公式ホームページや各種のSNSを持っており、去年からは、LINEでかがわも始めた。

 

また、紹介のあった福井や長崎の戦略を私も拝見したが、県の認知度やブランド力の向上を図るための戦略としては、少し古いがかなり浸透しているものとして、2011年に初めて実施したうどん県プロジェクトが挙げられる。当初は「うどん県」だけで観光誘客がメインだったが、現在は「うどん県それだけじゃない、香川県」と、うどん以外の食等の魅力も発信している。

 

さらに、うどん県のロゴは、香川県の公式観光サイトでダウンロードが可能で、例えば企業が商品に使用することもできる。

 

今後も発信すべき内容に応じてデジタル分野等も含めて、所属を超えた発信体制の構築や連携を図っていきたい。また、本県の魅力を伝えることができる効果的な情報発信に心がけてまいりたい。

 

(要望)

ホームページやLINEでの情報発信を横串的にしている事例もあるとのことで、それぞれの課が発信しているノウハウがそれぞれの課にあると思うので、それを共有し、それぞれの発信する情報がより届くように、発信をつなぐための会議等を設けるだけでもすごく効果があると思う。

 

観光を入口として、香川の魅力を知る人もいるし、食やアートを入口として、香川の魅力を知り、そこから観光や移住、企業誘致に繋がる。入口は様々だが、それぞれ香川の魅力を発信するという意味では、一貫した情報発信のコンセプトによって発信することで、ブランディングに繋がっていくと思う。今後も引き続き、そういった形で共有して発信するよう要望する。

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