
小泉委員(質問)
小豆島は醤油などの発酵食品の製造が盛んであり、小豆島醤油製造同業組合立小豆島醤油醸造試験場を発祥とする産業技術センター発酵食品研究所があることから、伝統的な発酵食品産業が時代の変化に即して技術を継承しているため、小豆島・香川県産の有機食材を活かした新しい発酵食品を製造することもできる。
先日、令和5年度かがわ県産品コンクールの食品部門で知事賞を受賞した小豆島酒造の「ながら、純米大吟醸」で使用されている酵母「さぬきオリーブ酵母KO-15」は、平成28年に発酵食品研究所と香川県酒造組合が共同で、小豆島のオリーブから天然酵母の探索を始め、令和2年に「さぬきオリーブ酵母清酒」としてブランド化され、商品化したものである。
発酵食品は、人体の免疫力強化の視点で、これからの可能性が大きく、さらなる抗酸化力のある食品を研究し、全国へアピールできるものを開発することができる。
そのためには、発酵食品研究所を中心に、大学などの研究機関や、小豆島の食品企業などとの連携を強化することにより、更なる発酵食品の研究・開発を推進すべきと考える。
そこで、今後の更なる発酵食品産業の活性化について、発酵食品研究所における共同研究をはじめとした産学官連携による取組みなどを含めて、どのように取り組んでいくのか、知事に伺う。
(知事答弁)
発酵食品産業は、本県の重要な地場産業の一つであり、小豆島町にある産業技術センター発酵食品研究所では、醤油をはじめ、
佃煮、素麺、オリーブなど、地域に根ざした食品産業への技術相談などを行うとともに、島内の醤油製造会社や酒造会社などと共同で、商品の高品質化や新商品の研究開発に取り組んできたところである。
こうした中、先月には、同研究所で培養し、品質向上の支援を行っている醤油酵母を使用した醤油が、日本醤油協会主催の全国品評会において、農林水産省大臣官房長賞及び優秀賞を受賞した。
また、これまでに培った発酵技術をベースに、平成28年度に小豆島産オリーブから発見した「さぬきオリーブ酵母」を使用した清酒が、島内をはじめとした県内の清酒企業4社より、令和2年度からこれまでに30件製品化された。
発酵食品研究所をさらに活用してもらうためには、香川大学などの研究機関や県内企業との共同研究や受託研究も大変重要であり、これまでに、食品中の高度な成分分析方法など、消費者のニーズに合った製品開発の共同研究などを行っており、令和元年度以降17件の実績がある。
加えて、島内にある醤油、佃煮、素麺、オリーブなど業種別の研究会に赴き、研究成果の普及を行うとともに、企業研修生や大学生のインターンシップを受け入れ、地元食品業界を支える人材の育成も行っている。
今後とも、地元食品業界の皆様のニーズや意見を踏まえ、大学等の関係機関と連携し、時代に即した試験研究に取り組んでいく。
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