9月7日、熊本地震で大きな被害を受けた氷川町で、被災者支援活動に参加しました。

この日は、倉庫に避難されている方のお宅へ段ボールベッドをお届けしました。
足が不自由な方だったため、ご家族ともお話をしながら、支援に入っている他団体の医師や作業療法士(OT)の方にもつなぎ、エコーを使って足の状態を確認していただきました。

ほかにも、仮設トイレの設置や避難所への物資のお届けなどを行いました。
現場に入って感じるのは、物資を届けるだけでは分からない困りごとがたくさんあるということです。
被災された方とお話しする中で、健康や食事、住まいなどのニーズを把握し、自分たちだけで解決しようとせず、必要な専門職や支援団体につないでいくことが重要です。

夜には、行政、全国からの応援職員、NPOなどが集まる「支援者間連携会議」に参加しました。
そこで特に印象に残ったのが、「ニーズ調査そのものが目的になってはいけない」ということです。
住まい、健康、片付けなど、それぞれの立場から調査が行われます。しかし、被災されたばかりの方に、いきなり「仮設住宅を希望しますか」と尋ねても、その時点ではまだこれからの生活を考えられる状況ではないかもしれません。
「災害ケースマネジメント」という言葉や仕組みがあっても、機械的に質問項目を埋めるだけでは、本当に必要な支援にはたどり着けない。
その方が今どんな状況にあり、何に困っているのか。どのタイミングで、何を、どう聞くのか。
制度や仕組みを整えることと同時に、被災された方に寄り添う姿勢が何より大切だと、現場で改めて感じました。
昼間に一人ひとりの声を聞き、必要な支援につなぐ。そして夜には、それぞれの支援者が現場で見えてきたことを持ち寄り、次の支援につなげる。
今も支援を必要とされている方がいらっしゃいます。一つひとつの声に寄り添いながら、引き続き活動に参加させていただきます。
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