先日、香川県中小企業家同友会の例会に、私が代表を務めるNPO法人SEEDS OF HOPEの理事長として参加しました。
今回のテーマは
「地域の空き家問題から未来を描く」
小豆島で空き家対策に取り組まれている皆さんから、現状や課題、これまでの活動についてお話を伺い、その後、参加者同士で意見交換を行いました。

小豆島には約3,000戸の空き家
お話によると、小豆島には約3,000戸の空き家があり、そのうち約1,700戸は活用可能とされています。
一方、空き家バンクに掲載される物件は年間約120戸。
空き家バンクの成約実績は70%以上と高く、島外からの移住希望者など、空き家を探している方は少なくありません。
つまり、空き家を利用したい人がいる一方で、活用できる空き家が十分に市場に出てきていないという課題があります。
なぜ空き家が活用されないのか?
グループ討論では、さまざまな意見が出されました。
例えば、空き家を所有していても、
・家財道具や仏壇が残っていて片付けられない
・売却価格や解体費用が分からない
・相続したものの、どうすればよいか分からない
・家への思い入れがあり、手放す決断ができない
といった事情があります。
また、空き家を探す側にも、改修にいくらかかるのか分からない、店舗として使える物件が見つからないなどの課題があります。
こうした問題を解決するため、所有者への情報提供を充実させることや、商工会、不動産業者、自治会などが連携すること、地域ごとに空き家の相談に乗れる人材を増やすことなど、さまざまなアイデアが出されました。
空き家を地域の資源に
特に印象に残ったのは、空き家を単に「困った建物」として捉えるのではなく、地域の資源として活用していこうという視点です。
住居としての利用だけでなく、起業する方の店舗や、多世代が交流できる場所など、活用方法はさまざまです。
また、空き家を地域で管理し、その活用によって得られる利益を地域に還元するというアイデアもありました。
もちろん、所有者の意向や建物の状態など、解決しなければならない課題はあります。
しかし、人口減少が進む小豆島だからこそ、今ある建物をどう生かしていくかという視点は、ますます重要になると感じました。

行政だけでなく、地域全体で考える
今回の例会を通じて、空き家問題は行政だけで解決できるものではないと改めて感じました。
所有者、不動産業者、商工会、自治会、地域おこし協力隊など、それぞれが持っている情報や強みをつなぐことが大切です。
また、空き家になってから対応するだけでなく、所有者が元気なうちに、将来の家の管理や活用について考えてもらうことも重要だと思います。
私自身、県議会議員として地域の課題に向き合う立場でもありますが、今回のように、さまざまな立場の方と意見を交わすことで、新たな気づきを得ることができました。
小豆島の空き家問題を、地域の未来を考えるきっかけにしていきたいと思います。
貴重なお話と意見交換の機会をいただいた皆さま、ありがとうございました!
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